石の厚み・支点間・地震係数を入れると、角形鋼管の間柱がどのピッチまで持つかが一覧で出る無料ツール「まばぴち|石下地 間柱ピッチ早見(簡易版)」の使い方です。入力から表の見方、計算の開き方まで。
ツールとは
https://38design.co.jp/ishishitaji-pitch/
| 値段 | 無料(簡易版) |
|---|---|
| 必要なもの | ブラウザだけ(登録・インストール不要。スマホ可) |
| 入力 | 部位・石の厚み・支点間・地震係数(外部は風圧)・決め方の5つ |
| 出るもの | 持つ間柱と最大ピッチ/部材×ピッチの検定比一覧/計算の中身(荷重・曲げ・座屈・たわみ) |
| 見ている範囲 | 角形鋼管の間柱のみ(胴縁・アンカー・溶接・取付けピースは含まない) |
作ったのは、施工図屋の株式会社38Designです。なぜ作ったかは、noteに書きました。
→ https://note.com/38sekkei/n/n0613171e601e

使い方(7ステップ)
1. 部位を選ぶ
内部/外部を選びます。外部にすると、地震係数が1.5になり、風圧の欄が出ます。
2. 石の厚みを入れる(mm)
重さは自動で出ます(比重2.7+下地の自重20kg/m²)。
3. 支点間(間柱の長さ)を入れる(mm)
4. 地震係数を確かめる
内部1.0/外部1.5が初期値です。特記があれば直してください。外部は風圧も入れます。
5. 決め方を選ぶ
- ピッチから:希望のピッチを入れると、そのピッチで持つ一番軽い間柱が出ます(次点も)
- 部材から:間柱を選ぶと、その部材の最大ピッチと、何で決まったか(たわみ・曲げ)が出ます


6. 表で一覧する
下の表では、部材×ピッチの検定比が色で一覧できます。緑=0.8以下、黄=0.8〜1.0、赤=持たない。
7. マスを押すと、計算が開く
その組合せの計算(荷重・曲げ・座屈・たわみ)が出ます。どういう計算でその数字になったかを、隠していません。

入力はこの5つだけで、数字を変えるとその場で全部が計算し直されます。
条件の例(すべて簡易版の結果)
| 条件 | @1,200で持つ一番軽い間柱 |
|---|---|
| 内部・石厚30・支点間4.5m | □-100×100×2.3(最大 @1,200) |
| 内部・石厚25・支点間4.5m | □-100×100×2.3(最大 @1,400) |
| 内部・石厚40・支点間4.5m | □-100×100×3.2(最大 @1,250) |
| 内部・石厚30・支点間6.0m | □-150×75×3.2(最大 @1,450) |
| 外部・石厚30・支点間4.5m・風圧300 | □-150×150×3.2(最大 @1,900) |
部材からの例:□-75×75×3.2(内部・石厚30・支点間4.5m)→ 最大@650(たわみで決まる)

外部にすると、一気に厳しくなります。

支点間と最大ピッチの関係
□-100×100×3.2(内部・石厚30)で、支点間だけを変えると──
| 支点間 | 3.0m | 3.5m | 4.0m | 4.5m | 5.0m | 5.5m | 6.0m |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 最大ピッチ | @5,500 | @3,450 | @2,300 | @1,600 | @1,150 | @850 | @650 |
支点間が500伸びると、最大ピッチは約3割減ります。決め手はほとんど「たわみ」(限度1/200)で、たわみは長さの4乗で効きます。
ご利用の前に(必ずお読みください)
- 部材とピッチのあたりを付けるための参考資料です。正式な構造計算書の代わりにはなりません。結果を保証するものではありません
- 見ているのは間柱の部材だけです。胴縁・アンカー・溶接・取付けピースは含みません。実際のピッチは、これらで決まることがあります
- 採用の前に、設計者・監理者の確認を受けてください。このツールの利用によって生じた損害について、当社は責任を負いかねます
- 作成者は構造設計者ではありません。施工図・下地鉄骨の実務で、石下地などの構造計算の依頼や、現場・構造計算者とのやり取りを担当してきた経験をもとに、一般的な計算の考え方でまとめたものです。正式な構造計算は、構造設計者にご依頼ください
計算の前提:単純梁・SS400相当・長期fb=1,600kg/cm²・短期×1.5・座屈は全長・細長比200まで・たわみ1/200・石の比重2.7+下地20kg/m²・断面性能は角形鋼管(JIS G 3466)のカタログ値。ツールの一番下にも全部載せています。
感想・要望はこちらへ
「この条件も入れてほしい」「ここが分かりにくい」があれば聞かせてください。
- noteの記事のコメント欄 → https://note.com/38sekkei/n/n0613171e601e
- お問い合わせ → https://38design.co.jp/contact/

